ストレス耐性チェックの方法や、ストレス耐性が高い人・低い人の違い、社員のストレス緩和のコツを紹介

更新日:2025/5/28

執筆者:back check magazine 編集部

採用手法

ストレス耐性とは、ストレス要因に対する感じ方や自身でストレス対処できるかなど、ストレスへの強さを意味します。働く上ではどうしてもストレスを避けられないため、ある程度のストレス耐性が求められます。

しかしストレス耐性は人によって異なるため、どれほど耐性を持っているかの把握が必要です。 特に採用時には候補者と企業のミスマッチを避けるためにも、ストレス耐性チェックが欠かせません。

本記事では、ストレス耐性チェックのツールや、ストレス耐性チェックができる質問例などについて解説します。

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面接だけではわからない候補者の本当の働く姿を可視化する、オンライン完結型リファレンス/コンプライアンスチェックツール「back check(バックチェック)」によって早期離職や人材リスクを未然に防ぐことが可能です。

本資料は、back checkの概要説明から、特徴、実績まで網羅された内容です。従来の採用手法以外の方法で面接の精度を上げたい、採用ミスマッチを防ぎたいという採用担当者さまにおすすめです。

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目次

おすすめのストレス耐性チェックツール

ストレス耐性チェックには、ツール活用が便利です。さまざまなツールが存在しますが、それぞれ問題数や結果の詳細が異なるので、目的に合ったものを選ぶ必要があります。

ストレス耐性度チェックリスト|日本大学

日本大学の桂・村上氏らが開発したストレス耐性度チェックリストは、20個の項目それぞれに4択で答える形式です。該当するものにチェックをつけると点数が加算されていき、合計値からストレスへの強さを測れます。

ストレス耐性の高さを知りたい人はもちろん、性格や特徴などの自己分析をしたい人も活用できます。

日本大学のストレス耐性度チェックリストはこちら

3分でできる簡単チェック|マイナビ 学生の窓口

マイナビ 学生の窓口が提供するストレス耐性チェックは、10個の2択問題に答えるだけの手軽な形式です。3分でストレス耐性の高さを測れます。

学生向けサイトに掲載されているツールであるため、これから就職活動をする学生に向いています。

また手軽に診断できる分、結果も簡易的であるため、ストレス耐性の高さをざっくりと大まかに知りたい人に便利です。

マイナビ 学生の窓口のストレス耐性チェックはこちら

BRIDGE|リンクアンドモチベーション

リンクアンドモチベーションが提供するBRIDGEという適性検査では、ストレス耐性を含むさまざまな分析が行えます。ポテンシャルの高さやスキルなどは点数・数値化されるため、レーダーチャートなどの図やグラフでわかりやすく定量的な情報把握が可能です。

企業が候補者の情報を確認する上で特に有用です。

リンクアンドモチベーションのストレス耐性(適性検査)はこちら

ストレス耐性テスト DIST|ダイヤモンド社

ダイヤモンド社が提供するストレス耐性テストは、110問の設問に「はい」「いいえ」「わからない」で回答する形式のテストです。仕事をする上で必要なストレス耐性と、ストレスを自分で対処する資質に特化した測定内容になっており、10分程度で診断を受けることが可能です。

社内のメンタルヘルスの健康診断として定期的に実施することで、調子を崩しそうな状態にある人や高ストレス状態にある人を発見し、組織として支援することが可能になります。

ダイヤモンド社のストレス耐性テストはこちら

ストレス耐性が高い人と低い人の違い

ストレス耐性の高さは、さまざまな要素によって左右されます。その人が有する各種能力だけでなく、過去の経験や溜め込めるストレスの容量など多様です。

ストレス耐性と関係のある要素と、高い人・低い人それぞれに見られる特徴を紹介します。

要素①:感知能力

感知能力とはストレッサー(ストレスを感じさせる原因)の存在に気づく能力です。ストレッサーに気づかなければストレスを感じません。すなわち感知能力が低い人の方が、ストレス耐性は高いです。

感知能力はもともとのパーソナリティや思考に影響されると考えられます。

感知能力が高い人の特徴例は以下のとおりです。

  • 嫌味や横柄な態度など、他人の行動・言動に敏感

  • 雰囲気の変化や悪意に気づきやすい

  • 周囲・他者を気にしやすい

例えば、人と話しているとき、相手が嫌味と取れるような言葉を発したと考えます。感知能力が高い人は他人の行動・言動に敏感なため、嫌味を言われた事実にすぐ気づきます。悪意として受け取ってしまうので、結果ストレスになってしまうでしょう。

一方で感知能力が低い人は悪意、特に遠回しな嫌味にはあまり気づきません。ストレッサーの存在を感知しないため、結果としてストレスを感じ得ないのです。

感知能力が高い人は、ストレス耐性は低いと考えられます。

要素②:回避能力

回避能力とはストレッサーが存在しても、ストレスをつくらずに回避できる能力です。回避能力が高ければストレスをつくらずに済むため、ストレスを感じる場面も少なくなります。

回避能力は自律神経系や内分泌系、さらには免疫系の安定度合いと関連性が強いと考えられます。つまり、心身が健康であるほど回避能力が高く、ストレスを感じにくいのです。

回避能力が高い人の例を紹介します。

  • ストレッサーから悪影響を受けないよう柔軟な対応ができる

  • 不満や不都合があっても割り切って考えられる

  • 細かいことを気にしすぎない

感知能力の項目で挙げた例と同様に、嫌味を言われた場面で考えます。回避能力が低い人は悪意をそのまま受け取ってしまい、ストレスを感じやすいです。

しかし回避能力が高い人は嫌味を言われた事実について、以下のようにストレスにならないよう受け止めます。

  • 相手の機嫌が悪かったと考える

  • 嫌味に反応しても一切の得がないから気にしない

  • 相性が悪そうだから付き合いを控えると決める

回避能力が高ければ、ストレスを感じる場面を減らせます。

要素③:処理能力

処理能力とはストレッサーをなくす、もしくはストレッサーの影響を弱める能力です。

ストレッサーにはさまざまなものがありますが、自身の工夫次第でなくせるケースも存在します。ストレッサーに上手く対応でき、原因となる要素そのものを処理できれば、ストレスを抑えられます。

処理能力に大きな影響を与えるのが過去の経験です。似たような経験があれば対処法が思いつきやすくなります。また実際にストレッサーを対処した経験が多いほど、ストレッサー処理への積極性も高まります。

処理能力が高い人の例は以下のとおりです。

  • 現状や課題を上手く分析できる

  • 行動力があり、課題の存在に気づけばすぐに解決のために動ける

  • 環境改善に対する意思・向上心がある

例えば、抱えている業務量が多すぎる状況はストレスを感じやすいです。処理能力の高い人はストレスを抑えられるよう、業務の効率化を実現する方法を考える、周囲に助けを求め業務量を調整するなどの対応をします。

ストレスを避けるためには、ストレッサーを処理し、状況を改善させる力が必要です。

要素④:転換能力

転換能力とはストレスを良い方向に捉え直す能力です。ストレッサーに直面した際、ストレスの意味について根本を考え、ポジティブな考え方に転換します。

転換能力はその人の思考特性に大きく影響を受けます。いわゆるプラス思考の人は転換能力が高いです。

転換能力を活かし、ストレスをポジティブに捉え直す例を紹介します。

  • 仕事で失敗をしてしまった場合:「今後に活かせる学びを得られた」「成功に必要な要素を理解できたから次回はうまくいくはず」

  • 関わりが少なく苦手意識を感じている人と同じチームになった場合:「普段関わらないからこそ、その人について知る良い機会」「交友関係を広げられる」

ストレッサーとなる要因に直面したとき、マイナスのまま受け止めてしまうとストレスが蓄積する一方です。転換能力が高ければストレスにならないだけでなく、成長など自身にとって良いものにつなげられます。

ストレス耐性を高めるにあたって、転換能力は強く求められます。

要素⑤:経験

経験とはストレッサーに直面した頻度や内容など、ストレスに対する経験値です。

多くの場合は同じようなストレッサーを経験するほど、ストレスを感じにくくなります。ストレッサーに慣れるため、似た場面に遭遇してもストレスとして蓄積されません。結果としてストレス耐性が高まったといえるのです。

しかしストレッサーを経験すればするほど、必ずしもストレスを感じにくくなるとは限りません。何度も同じストレッサーに直面すると、逆にストレス耐性が低くなってしまうケースもあります。

経験がストレス耐性を高めるかは、ストレッサーの内容や頻度、さらにはこれまで紹介してきた能力の高さに左右されます。

例えば、転換能力が低い人が失敗というストレッサーに直面した際、自分を責めてしまうケースが多いです。この経験が繰り返されると自分を責める回数も増え、結果としてより大きなストレスとなってしまいます。

ストレス経験の単純な数ではなく、慣れによるストレス対処法の習得が、ストレス耐性につながります。

要素⑥:容量

容量とはストレスを溜め込める量です。どれほどのストレスまでなら無理なく抱えられるかを意味します。同じ量のストレスを抱えている人が複数人いても、容量の大きさによって耐えられるかどうかが変わります。

ストレスの容量は常に一定ではなく、心身の状態による影響を受けやすいです。例えば、体調不良のときや何らかの悩みを抱えているときなどは、平常時より容量が小さくなり、ストレスを感じやすくなります。

容量が大きい人の特徴として、以下の例が挙げられます。

  • 心身ともに健康な状態

  • 不測の事態に対する許容範囲が大きい

  • これまでに紹介したような、ストレス耐性を高める能力を保有している

ストレス容量の大きい人は、ストレッサーに直面しても反応が出にくく、ストレス耐性が高いです。反対に容量が小さい人の場合、ストレスに耐え切れずすぐに支障をきたしてしまいます。

ストレスが容量を超えてしまうとうつ病などの病気につながり、休職・退職となるケースが多くみられます。

【お役立ち資料】優秀人材を採用するために不可欠な3つのポイント

自分でストレスを緩和させるコツ

ストレスに負けないためには、ストレスを緩和させるコツを押さえることが大切です。以下のような意識・行動は、ストレス緩和に効果的です。

  • ストレスは悪いものではないと知る

  • コントロールできることに関心を向ける

  • 適度な運動や休息を取る

それぞれ詳しく解説します。

ストレスは悪いものではないと知る

前提として、ストレスは必ずしも悪いものではないと知る必要があります。

ストレスとは負担となる要素に限らず、変化や刺激全般において発生し得るものです。一見おめでたいものである出世や結婚なども、心に大きな刺激を与える点でストレッサーといえます。

一切のストレスが存在しない状態は、言い換えると刺激が皆無ということです。人はこのような状態に置かれると、論理的な思考ができなくなるなど、行動・思考に支障をきたします。

1950年代に感覚遮断が人に与える影響を調べる、感覚遮断実験が行われました。

この実験では健康な男子大学生を半防音の個室に入れ、半透明のゴーグルや手袋、腕を覆う長い筒を装着させました。人との会話は一切禁止されます。目や耳からほとんどの情報を得られず、手は動かせない、会話もできない状態でひたすら寝るだけです。

実験が始まってしばらくすると集中力がなくなり、次第に意識水準の低下が起こります。結果としてほとんどの被験者全員が2日で耐えられなくなりました。

参考:感覚遮断とは?ヘロンによる実験やタンクでの体験について解説|Psycho Psycho

ストレス耐性が高い人ほど優秀といったイメージが強く根付いていますが、ストレス耐性の高さそのものだけでなく、自分に合ったストレスコントロールが重要です。

ストレスは悪いものではないと認識するだけでも、ストレス緩和が期待できます。

コントロールできることに関心を向ける

ストレッサーとなる要素には、自身でコントロールできるものとそうでないものがあります。ストレスを緩和させるには、コントロールできることに関心を向けるのが大切です。

例えば、雨や風などの気象現象や他人の思考・行動は、自分でコントロールは不可能です。変えられないものに固執してしまうと、ストレスを感じやすくなってしまいます。

一方で自分の思考・行動は、自分でコントロールが可能です。ストレッサーに直面しないよう避ける、もしくはストレッサーを処理・転換すれば、ストレスを抑えられます。

コントロールできないものに集中しても何もできず、ストレスが溜まる一方です。自分でコントロールできることに関心を向け、上手く対応することが求められます。

適度な運動や休息を取る

ストレス耐性は心身の状態によっても左右されます。そのため健康状態を保てるよう、適度な運動や休息が大切です。

回避能力や容量は、心身状態から大きく影響を受けます。自律神経系や免疫系に支障をきたした状態ではストレッサーを回避できず、多くのストレスを感じてしまいます。また体調不良など健康状態が悪いと容量が小さくなり、ストレスのキャパオーバーを起こしやすいです。

適度な運動や休息は、脳内ホルモンの分泌や疲労回復に効果的です。心身状態が良くなるだけで、ストレス耐性が大きく高まる可能性もあります。

ただし過度の運動は疲労を招き、逆にストレスになってしまう恐れがあるので注意しましょう。

【管理職向け】社員のストレスを緩和させるコツ

社員のストレスを緩和させるため、上司にあたる管理職が押さえるべきコツもあります。今回紹介する内容は以下3点です。

  • 加点主義的に評価する

  • 人に頼りやすく相談しやすい環境をつくる

  • 自分の意見を言いやすい状況をつくる

それぞれの内容について解説します。

加点主義的に評価する

部下やチームメンバーのストレスを緩和させるには、減点主義ではなく、加点主義的な評価が効果的です。

ストレスを感じる人は減点主義で考えやすく、完璧以外の状態を失敗と捉えがちです。

100点満点で90点という高得点の結果だとしても、マイナスとなった10点に意識が向き、失敗と考えてしまいます。このような考え方ではストレスが溜まりやすく、自己評価やストレス耐性の低下につながってしまいます。

社員がストレスを緩和しやすい状態にするには、ミスを指摘するアプローチではなく、成功や成果を認めやすい環境づくりが必要です。成功体験はポジティブな思考につながり、処理能力や転換能力を高めるにも役立ちます。

具体的な施策として、加点主義の評価を直接伝えられる方法が効果的です。例えば、定期的に面談を行う、評価を定量的に伝えるなどが挙げられます。自身が評価されていると実感できれば、自然とストレスを感じにくい考え方につながります。とはいえマイナスの指摘を一切なくす必要はありません。ミスやトラブルの内容によっては、叱ることが成長のために必要な場合もあります。

しかし基本的には加点主義による評価の姿勢を取り、自身の成果を認識しやすい状態をつくります。

人に頼りやすく相談しやすい環境をつくる

ストレスが溜まってもなるべく早めに対処できるよう、人に頼りやすく相談しやすい環境づくりが必要です。

ストレスは溜め込みすぎるほど心身に悪影響をおよぼす恐れがあります。しかしストレッサーの対処ができない環境では、自分で溜め込む以外の方法が存在しません。またストレスを抱えやすい人は孤立しやすく、それがさらにストレスを溜めるという悪循環につながります。

管理職は社内環境をつくり上げる立場であり、ストレスを緩和できる環境づくりが求められます。ストレスを溜め込みすぎる人が出ないよう、人に頼れる環境の実現が必要です。

具体的な施策例として、以下が挙げられます。

  • 上司や人事などに直接相談できるような定期面談の機会を増やす

  • 定期的にアンケートやストレスチェックを実施する

  • 部署や立場に関係なくコミュニケーションがとれる機会を設ける(ランチミーティング、チャットツールの導入など)

  • 負担の偏りがある業務配分をしない

  • 得意・不得意を考慮し助け合えるチーム編成を行う

上司や人事などの立場の人に直接話せる機会では、普段悩みを打ち明けにくい人でも相談しやすくなります。また相談まではいかなくても、コミュニケーションがとれる環境は孤立を防止できます。

孤立を防ぎ人に頼れる環境づくりが、ストレス緩和に必要不可欠です。

自分の意見を言いやすい状況をつくる

自分の意見を言いやすい状況をつくることも、ストレス緩和の実現につながります。

ストレスを感じやすい人は、自分を抑圧してしまうケースが多いです。何か思うところがあったとしても、自分の意見を言い出せず、言われたとおりに行動します。特に、言いなりとなって動く状態は回避や処理がしにくく、精神的ストレスが溜まりやすいです。

しかし業務内容によってはある程度仕組み化されており、マニュアルどおりの動きが求められるケースが少なくありません。意見を言う余地がなく、たとえ意見を伝えても意味がなければ、ストレス緩和は難しいです。

すべての場面で意見を受け入れるのは困難なため、自分の意見を言いやすい状況を部分的につくるのが効果的です。

自分の意見を言いやすい状況をつくる施策例をいくつか紹介します。

  • 新たな事業・企画に関するミーティングなど、新しい意見が求められる場面

  • ブレインストーミングのように発想そのものが重視される会議

  • 匿名かつ管理職など一部のみが確認するアンケートなど、評価につながらない施策

  • 同僚など同じ力関係、または業務の直接的な関係がなく対等な立場の相手と会話する機会

定期的に管理職が、誰もが自分の意見を自由に言える状況をつくることが大切です。

【採用担当者向け】候補者のストレス耐性チェックができる質問例

候補者と企業のミスマッチを防ぐには、ストレス耐性チェックをする必要があります。面接などの場面でストレス耐性をチェックできる質問を行うのが効果的です。

ストレス耐性チェックに有用な質問および回答の例について、さまざまな要素ごとに紹介します。

感知能力を確認する質問

感知能力はストレッサーの存在を感知する能力と紹介しました。感知能力が高いほどストレスを感じやすく、感知能力が低ければストレッサーに気づかないため、ストレスを感じにくくなります。すなわち感知能力が低い人は、ストレス耐性が高い傾向です。

候補者の感知能力を確認できる質問例と、回答内容から推測できるストレス耐性の高さを紹介します。

  • 質問:仕事においてどういった場面でストレスを感じますか

  • 回答:頻繁に起こる事態を答えた場合ほど、感知能力が高い

  • 質問:これまでに大きな負担を感じた仕事とその理由は何ですか

  • 回答:仕事内容や理由から、感知能力が高い分野を推測できる

感知能力が高い人は、変化や刺激に敏感で気づきやすいという長所も持ち得ます。感知能力の高さは必ずしも悪いとはいえませんが、ストレス耐性が高い傾向にあるのも事実です。

感知能力の高さや感知能力が特に働く分野を把握すると、ミスマッチ防止につながります。

回避能力を確認する質問

ストレッサーの受け止め方次第で、ストレスを感じる場面を回避できます。回避能力はストレスの溜め込み過多の防止につながるため、働く上で非常に重要です。

回避能力の高さについても、面接時の質問によってある程度把握できます。質問の例と回答から推測できる回避能力の高さを紹介します。

  • 質問:(理不尽なクレームを受けた経験の有無を質問した後)そのクレームに対してどのように感じましたか

  • 回答:怒りを強く主張する場合はストレッサーを直接受け止めているため回避能力が低い/引きずっている、もしくは感情が動いた印象がない場合、上手く回避できていると判断可能

  • 質問:自分と合わない同僚に対してどのように接していましたか

  • 回答:相性の良し悪しは避けられないから仕事以外で必要以上に関わらないなど、割り切った回答ほど回避能力が高い

ストレッサーを真正面から受け止めず、上手い回避によりストレスを抑えられる人はストレス耐性が高いです。

処理能力を確認する質問

ストレッサーを上手く処理できれば、受けるストレスを抑えられます。そのためストレス耐性の高さを確認する上で、処理能力を確認する質問も非常に大切です。

ストレッサーに対する処理能力を測る上で効果的な質問の例と、回答から考えられる処理能力の高さを紹介します。

  • 質問:勤務時間内には終わらないほどの仕事を指示されたらどのように対処しますか

  • 回答:周囲の人に依頼し業務量の調整を試みる、翌日以降に回せる業務がないか上司に相談するなどの対応を取れる場合は→処理能力が高い、残業して自力で終わらせるといった回答しか出てこない場合は→処理能力が低い

  • 質問:自身では対処できないクレームがきたらどのように行動しますか

  • 回答:助けを求める行動の場合、処理能力が高いと推測可能

自分の力で対処しようと考える人は、責任感が強く信頼できるでしょう。しかしストレッサーを受け止めすぎるため、必要以上のストレスを抱えてしまいます。責任感とストレッサーの処理能力、それぞれ適度なバランスが大切です。

転換能力を確認する質問

ほとんどの人は大きなミスや挫折など、ストレスとなり得る状況へ陥った経験を持ちます。そのような場面をポジティブに捉えられれば、ストレスを溜める恐れが小さいです。

候補者の転換能力を確認するには、このように大きなトラブルが起きた際の対処法を聞くのが良いでしょう。具体的な質問と、転換能力が高いと考えられる回答の例を紹介します。

  • 質問:これまでの人生でもっとも印象的な挫折経験と、そのときの乗り越え方を教えてください

  • 回答:考え方を変えて上手くプラスに捉えた場合は転換能力が高い、時が解決するのを待ったなど受け身な場合は転換能力を発揮できていない

  • 質問:業務で大きなミスをした経験はありますが、ミスをどう捉えましたか

  • 回答:成長につなげた、もしくはそれに準じた回答ほど転換能力が高い

ミスや挫折などのトラブルは、受け止め方次第でストレスにも成長材料にもなります。ストレス耐性の高さだけでなく、採用後の成長速度を推測する上でも転換能力の高さの把握は有用です。

容量を確認する質問

ストレス容量が大きいほど抱え込めるストレスの量が多く、キャパオーバーを起こす可能性が低くなります。ストレス耐性の高さを把握する上で、容量の推測も欠かせません。

容量を確認する際は、仕事での経験に関する質問に限らないのが効果的です。トータルで抱えられるストレス量を把握するため、ストレス全般に関する質問を行う必要があります。

具体的な質問と、回答からどのように容量を推測するか紹介します。

  • 質問:ストレスを感じやすい場面を教えてください(自身にとってのストレッサーと自覚している内容を直接聞く質問)

  • 回答:業務と関係が深い、もしくは日常で頻繁に遭遇する事態の場合、キャパオーバーを起こしやすい恐れがある

  • 質問:どのようなことが起きると夜眠れなくなりますか(ストレスを感じると眠れなくなるケースが多いため、無自覚でのストレッサーを確認できる質問)

  • 回答:楽しみなことの前日や嬉しいことが起きた日の夜など、プラスな理由の場合はストレス耐性が高いと推測可能。もしくは眠れない日が特に存在しない場合も容量が大きい

ただし前述したように、容量の大きさには心身状態が大きく影響するという前提を押さえることが大切です。

ミスマッチ防止にはストレス耐性チェックが欠かせない

ストレス耐性は働く上で欠かせない能力です。人によって大きく異なる要素なため、ストレス耐性と業務内容やカルチャーが合わないとミスマッチになってしまいます。チェックツールも便利ではありますが、より具体的なストレス耐性を把握するには、質問による確認が必要です。

しかし、面接時の質問では自身を良く見せようという意識のあまり、正確な回答を得られない恐れがあります。候補者自身の主観的な評価に左右されないためには、リファレンスチェックが効果的です。

リファレンスチェックとは前職の上司や同僚に対して候補者に関する質問を行い、人物像や実績などの情報を集める方法です。第三者から提供される客観的な情報により、面接で得られなかった細かな人物像や、すでに把握している情報の正確性を確認できます。

リファレンスチェックは有用な手法ではありますが、複雑な手続きが多く労力がかかってしまいます。

オンライン完結型のリファレンスチェックサービスである「back check(バックチェック)」なら、自社の負担を最小限に抑えた上でリファレンスチェックが可能です。ミスマッチ防止のために、ぜひback checkをご検討ください。

back check magazine 編集部

リファレンスチェック/コンプライアンスチェックサービス「back check」が手がけるコラム「back check magazine」の編集部です。採用担当のみなさまに向けて、役に立つ情報を発信していきます。

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