目次リファレンスチェックとは?リファレンスチェックとは、中途採用の候補者について、前職での実績や勤務状況、性格などの情報を第三者から取得することです。第三者となるのは、前職の「上司」「同僚」「部下」などが挙げられます。第三者は、より信ぴょう性の高い情報を得るために、2人以上選出されるのが一般的です。リファレンスチェックを行うことは、企業と候補者のそれぞれにメリットがあります。企業にとっては経歴詐称の防止や職務履歴書の裏付けができるので、採用後のトラブル予防にもなるでしょう。また候補者にとっては、面接で伝えきれなかった自分の資質を第三者からアピールしてもらえるチャンスになります。リファレンスチェックで得られた情報は、採用判断だけでなく、候補者が活躍できる部署や職場環境などの把握にも役立ちます。入社後のパフォーマンスの向上や離職率の減少など、さまざまなメリットにつながるでしょう。関連記事:【企業向け】リファレンスチェックとは?リファレンスチェックのやり方と内容を解説リファレンスチェックの比較前にメリットを確認しておこうリファレンスチェックの比較を行う前に、リファレンスチェックのメリットをおさらいしておきましょう。企業がリファレンスチェックを行うことで得られるメリットは、以下の通りです。採用のミスマッチを防げる候補者の人柄や働きぶりを把握できる前職の上司や同僚からの評価を把握できる反社会的勢力に関わる人材の採用を防げる入社後に役立つ情報を得られる能力のある人材を見逃さなくなる採用にかかる時間と手間を削減できるもし1つでも魅力に感じるメリットがあるのであれば、導入を検討しても良いのではないでしょうか。重要な比較ポイント!リファレンスチェックサービスの費用相場リファレンスチェックサービスを比較するにあたり、重要な要素のひとつが費用です。前もって、リファレンスチェックの費用相場を把握しておきましょう。リファレンスチェックサービスの費用相場は「1人あたり3万円~8万円」です。第三者から情報を聞き出すリファレンスチェックは、学歴や職歴のみ調査するバックグラウンドチェックよりも料金は高めです。もし、コストを抑えたい場合は、オンライン完結型のリファレンスチェックサービスを活用しましょう。調査から結果報告まで全ての工程がオンライン上で完結するので、作業工程が少ない分、費用は比較的安価です。費用相場を把握することで、検討中のサービスが高いのか安いのかを判断できます。サービス内容と料金が比例しているのか、導入する前に確認しておきましょう。【お役立ち資料】「リファレンスチェック入門」をダウンロードする主要リファレンスチェックサービスの費用・特徴を比較リファレンスチェックサービスの費用の相場を把握したところで、主要リファレンスチェックの費用や特徴を比較してみましょう。back check(バックチェック)引用元:back check(バックチェック)公式サイトback checkは、日本初のオンライン完結型リファレンスチェック/コンプライアンスチェックサービスです。入社後の業務における影響度が高い候補者の「行動特性」を明らかにすることで、採用判断の精度向上に貢献します。特徴は、すでに回答済みのリファレンスレポートを他社の選考でも活用できること。リファレンスチェックを導入する際のハードルである「候補者の負担」を最小限に抑えられます。また、サポートが充実しているところもback checkの強みです。初めてリファレンスチェックを導入する企業も、安心して利用できるでしょう。1件から実施できるスポット利用プランの場合、費用は30,000円/人。月額利用プランの費用は非公開ですが、料金見積もりページから問い合わせができます。ASHIATO(アシアト)引用元:ASHIATO(アシアト)公式サイトASHIATOは、約15万社の採用を支援してきた実績とノウハウが詰まったリファレンスチェックサービスです。候補者の過去の実績や活躍ぶりを可視化することに重点を置き、ポジティブチェックを積極的に採用。入社後に活かせる情報を網羅的に収集するので、適切な活躍期待値を把握できます。オンボーディングに活用できるレポート提供もあり、入社後の活躍や定着率向上をサポートしています。チケットプランは、1人30,000円から。定額課金プラン(費用は非公開)では、導入コンサルティングやサポートも受けることができます。MiKiWaMe Point(ミキワメ ポイント)引用元:MiKiWaMe Point(ミキワメ ポイント)公式サイトMiKiWaMe Pointは、初期費用がかからず、導入しやすいリファレンスチェックサービスです。月額制で使えて、評価人数に制限がありません。評価対象となる候補者が多い企業もコストを抑えることができます。単月での利用も可能なので、採用のある月だけ活用するなど企業の雇用状況に柔軟に対応しているのが特徴です。プランは、2種類から選択できます。基本のライトプランは月額11,000円~ + 1アカウント880円から。月額22,000円〜のスタンダードプランにアップグレードすると、候補者の能力や実績の把握だけでなく反社チェックも可能です。より信頼できる候補者の採用へとつなげられるでしょう。oxalis(オキザリス)引用元:oxalis(オキザリス)公式サイトoxalisは、質の高いサービスを低価格で利用できるリファレンスチェックサービスです。プランも充実しており、国内向け3タイプ、海外向け3タイプの全6タイプからニーズに合わせて選択できます。費用は、プランにより1人あたり30,000円〜98,000円と分かれています。依頼から結果報告まで全ての工程がオンラインで完結するので、電話や書類による面倒な確認も不要です。候補者の適応力を見極められるだけでなく、企業の採用にかかる負担軽減にもつながります。回答率が99%と高水準を確保しているところも特徴の1つです。多くの情報を集められるので、提供されるレポートは高い信ぴょう性があると言えるでしょう。Parame Recruit(パラミー リクルート)引用元:Parame Recruit(パラミー リクルート)公式サイトParame Recruitは、比較的安価で利用できるオンライン完結型のリファレンスチェックサービスです。企業が採用にかけていた時間とコストの大幅な削減につながります。リファレンス取得後は、第三者とチャットで直接コミュニケーションを取ることも可能です。より詳しく聞きたいことや新たに聞きたいことなど、追加質問で解決できます。信ぴょう性の高い情報を得られるほか、疑問点や不安点が残らないので、採用のミスマッチを防ぎやすい点が特徴です。費用は、チケットプランで15,000円/回、使い放題プランで50,000円/月となっています。ネンタメ引用元:ネンタメ 公式サイトネンタメは、中途採用以外にも新卒やアルバイト、人材派遣など幅広い形態に対応できるリファレンスチェックサービスです。料金形態がとてもシンプルで、初期費用や追加費用は一切なし。利用回数や評価対象の人数に制限がありません。月額10,000円から利用できる使い放題プランは、リファレンスチェックを多用したい企業におすすめです。基本的に職種を問わず利用できるので、さまざまな企業で活用できます。TASKEL引用元:TASKEL 公式サイトTASKELは、「MiKiWaMe Point」を提供している株式会社HRRTが手がける、もうひとつのリファレンスチェックサービスです。即戦力が要求されるハイクラスの採用に特化していて、企業のニーズに合った料金プランを提供しています(費用は非公開)。推薦者に対してのインタビューも可能で、より候補者のことを詳しく知ることができるでしょう。さらに、通常のリファレンスチェックとバックグラウンドチェックを組み合わせたサービスになっているため、候補者を多角的に検討できることも特徴です。Genius(ジーニアス)引用元:Genius(ジーニアス) 公式サイトヘッドハンティングなどを手がける株式会社Geniusによるリファレンスチェックサービスです。ヘッドハンティング・エグゼクティブサービスの一環として提供するリファレンスチェックサービスを、リファレンスチェックサービスとして切り出して提供しています。採用のプロフェッショナルがインタビューを行うため、候補者の職務遂行能力や生活状況などを細かく知ることができます。採用候補者のレイヤーにより費用が分かれており、非管理職の場合は75,000円、管理職の場合は150,000円/人となっています。ノンミスリクルート引用元:ノンミスリクルート 公式サイトノンミスリクルートは、これまでにない次世代のリファレンスチェックサービスです。特徴は、推薦者へのインタビューをオンラインや電話で行うのではなく、AIガイダンスによる対話形式で行うこと。従来のリファレンスチェックに比べて、効率よく低コストでリファレンスチェックを実施できます。推薦者の生の声を分析、レポーティングするため、メールやオンラインでは得られないインサイトを得ることも可能です。費用は、1人あたり8,800円から。別途、月額利用プランも用意されています。経歴.info引用元:経歴.info 公式サイト経歴.infoは、月額無料のリファレンスチェックサービスです。全体共通質問+ポジション別質問の26問からなり、うち20問が、1~4の数字で答える選択式の質問。各候補者の回答が点数化されるため、候補者同士の比較がしやすくなります。費用は1名単体プランで27,280円。3名分チケット、6名分チケット、10名分チケットなど、さまざまな料金プランが用意されています。企業調査センター引用元:企業調査センター 公式サイト企業調査センターでは、1999年から人材や顧客に関する調査業務を開始し、これまでに1万件以上の調査を実施しています。そのノウハウを活かして、プロの調査員が推薦者に対してインタビューを行います。事前調査を行ってからインタビューを実施するため、インタビュー時間は20〜30分ほど。推薦者の負担が大きくない点もポイントです。費用は、5枚チケット購入時で1人あたり41,800円です。ネットの履歴書引用元:ネットの履歴書 公式サイトネットの履歴書は一般的なリファレンスチェックとは異なり、採用候補者のネット上のログを多方面から収集し、候補者の人物像を浮かび上がらせるサービスです。インターネット監視システムで12年の実績を持つソルナ株式会社が提供しており、SNSでの本人の投稿のみならず、本人に関するニュース報道や評判まで調べてくれます。初期費用が200,000円で、1人あたりの費用は15,000円です。RoboRobo リファレンスチェック引用元:RoboRobo リファレンスチェック 公式サイトRoboRobo リファレンスチェックは、候補者が「法令を遵守しているか」「企業倫理や社会規範に反するような活動をしていないか」と内容を機械的にチェックしてくれるリファレンスチェックサービスです。名前とキーワードを登録するだけで、AIがインターネット検索を行い、すぐに結果を得ることができます。費用は1人あたり100〜200円。候補者の人柄や働きぶりではなく、犯罪歴や前科などの致命的な情報のみをキャッチしたい場合にはピッタリのリファレンスチェックサービスでしょう。主要リファレンスチェックサービスの料金比較表各種リファレンスチェックサービスの費用・特徴をお伝えしました。各サービスの費用をまとめると、このようになります。サービス名初期費用利用料back check (バックチェック)0円(スポット利用プランの場合)30,000円/人(スポット利用プランの場合)ASHIATO(アシアト)非公開30,000円~/人MiKiWaMe Point(ミキワメ ポイント)0円月額11,000円~ + 1アカウント880円oxalis(オキザリス)0円30,000円~/人Parame Recruit(パラミー リクルート)0円15,000円~/人ネンタメ0円月額10,000円TASKEL非公開非公開Genius(ジーニアス)非公開75,000円~/人ノンミスリクルート0円(従量課金プランの場合)8,800円~/人経歴.info0円27,280円/人企業調査センター非公開41,800円/人ネットの履歴書200,000円15,000円/人RoboRobo リファレンスチェック0円100~200円/人※金額は2024年2月時点のものです。また、代表的なプランを記載したものであり、上記以外の料金プランを用意しているサービスもあります初期費用の有無や利用料金の形態(1人あたり、月額制)はサービスによって異なります。また、同じサービスでも、リファレンスチェックの条件やサポート範囲によって費用は異なります。料金を非公開としているサービスもあるため、気になるサービスがあれば、問い合わせて見積もりを出してもらうのも良いでしょう。初めてのリファレンスチェックならback check(バックチェック)リファレンスチェックの料金相場や、主要リファレンスチェックサービスの費用・特徴の比較をお届けしました。リファレンスチェックの料金相場は1人あたり約3万円〜8万円と、決して安いとは言えません。しかし、コストをかけるだけの魅力的なメリットがたくさんあります。面接では知り得ない情報により、採用判断の精度を高め、ミスマッチを防ぐことができるでしょう。候補者のどのような情報をどこまで知ることができるのか、運用に不慣れな状態でどこまでサポートを受けられるのか、は各サービスにより異なりますので、費用対効果を考えながら検討してみてください。私たちがおすすめするリファレンスチェックサービスは、back checkです。back checkは入社後の業務における影響度が高い候補者の「行動特性」を明らかにすることで、スキル・人柄・カルチャーマッチなど候補者の情報を網羅的に把握できます。調査依頼から結果報告までオンライン上で完結するので、余計な負担をかけずに情報収集が可能です。収集するのはネガティブな情報だけではありません。入社後の活躍をサポートするのに役立つポジティブな要素まで、幅広い情報を集めています。採用にかける時間を削減しながら良い人材を確保したい企業様は、ぜひback checkの導入をご検討ください。