要注意判定率22.2%が⽰す採⽤リスクの実態と、トラブルを未然に防ぐ対応策

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公開日: 2026年3月3日

近年、生成AIやSNSの普及により、履歴書や職務経歴書の信頼性が揺らぎ、採用時の見極めがますます難しくなっています。本記事では、採用リスクの実態をデータとともに解説しながら、選考段階で確認すべきポイントや具体的なチェック手法をご紹介します。
採用後のトラブルを未然に防ぎ、組織のコンプライアンスリスクを低減するための実践的なヒントが得られる内容です。

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01|複雑化‧増加する採⽤リスク

「⾒破りにくい詐称」が増加傾向

生成AIやSNSの普及により判別が困難に

近年、生成AIで作成された文章を用いた履歴書・職務経歴書や、SNS上のプロフィール情報が、採用判断に影響を与えるケースが増加しています。

生成AIを使用したと思われる書類や回答により、選考判断が難しくなったと感じる企業は60.5%

「採⽤後に経歴詐称が発覚した」相談件数 前年⽐141%増

採用後に経歴詐称が発覚した相談件数は、2024年上半期の約3,200件から2025年上半期の4,500件以上へ141%増加

不正の発⽣傾向と損失

2社に1社の割合で不正を経験

過去3年間に不正が発覚した上場企業の割合は50%

出典:デロイトトーマツ「企業の不正リスク調査⽩書2024-2026」
企業の不正リスク調査⽩書 Fraud Survey 2024-2026(取得⽇ 2026年2⽉17⽇)

上場企業の2社に1社が、過去3年間に何らかの不正‧不祥事が発⽣したと回答しており、特に国内企業では、会計不正やデータ偽装といった組織的な不正の発⽣率が⾼まっています。

さらに、帝国データバンクの調査(※1)によると、コンプライアンス違反を起因とする倒産件数は2021年以降増加を続け、2024年には388件と過去最多を記録しました。粉飾決算や労働安全衛⽣法違反など、⾦融機関や取引先を巻き込む重⼤な問題が相次いで表⾯化しています。

⼤企業によるコンプライアンス違反が頻繁に報道されるなか、社会の⽬は⼀層厳しさを増しています。不正や不祥事は、企業イメージの低下にとどまらず、株価下落や取引停⽌、採⽤活動への悪影響など、経営全体に深刻な影響を及ぼすリスクとして認識されるようになりました。

こうした環境下では、問題発⽣後の対応だけでは不⼗分です。内部統制の強化に加え、採⽤段階でリスクを検知し、未然に防ぐ取り組みが、事業継続への影響を最⼩化する上で重要となっています。

出典(※1):コンプライアンス違反企業の倒産動向調査(2024年)
コンプライアンス違反企業の倒産動向調査(2024年)(取得⽇ 2026年2⽉17⽇)

02|トラブルを未然に防ぐ「選考時に確認すべき項⽬」

採⽤選考時の⾒極めが1stステップ

コンプライアンスリスクを抑制する取り組み。内部統制の構築やコンプライアンス研修、人事制度・規定の整備、採用選考時の見極めが重要。

コンプライアンスチェックとは

採⽤選考時において採⽤候補者の過去の経歴に虚偽や問題がないかを調査する選考プロセス

コンプライアンスチェックの実施フロー。候補者の同意取得後に調査を依頼し、調査会社が採用企業へ結果を報告

出典:デロイトトーマツ「企業の不正リスク調査⽩書2024-2026」
企業の不正リスク調査⽩書 Fraud Survey 2024-2026(取得⽇ 2026年2⽉17⽇)

⽬的:「採⽤リスクの回避」

1:レピュテーションリスクの予防

法的な懸念事項、反社会的勢⼒との関わり、ネガティブな⾵評(レピュテーションリスク)がないかをスクリーニングします。

2:申告内容、ネットリテラシーの確認

経歴詐称などの「虚偽」がないかの裏付けに加え、SNSでの不適切発⾔や情報漏洩リスクといった「ネットリテラシー」を確認し、採⽤後のトラブルを防ぎます。

様々な調査⽅法によりコンプライアンスリスクを検出

コンプライアンスチェックの調査方法と確認できるリスク。新聞・官報・登記簿・Web・経歴情報などを調査

03|要注意判定率22.2%|独⾃調査の実績と仕組み

採⽤候補者の5⼈に1⼈に“懸念すべき事項”を検出

『back check』提供コンプライアンスチェック総合判定

back checkのコンプライアンスチェック総合判定。要注意判定は22.2%で、内訳は懸念あり20.0%、重要な懸念あり2.2%

※弊社調査データ:2024年 3⽉8⽇ 〜 2024年 10⽉25⽇ に
『back check』提供のコンプライアンスチェック実施により判定された統計データ(n=1030)

『back check』のコンプライアンスチェックでは採⽤候補者の5⼈に1⼈以上の割合で採⽤選考上の“懸念すべき事項”が検出されています。

履歴書‧職務経歴書の情報をもとに、専任調査員がバックグラウンドチェックを実施する『back check』提供のコンプライアンスチェックでは、検出された情報をA(懸念なし)∕B(懸念あり)∕C(重要な懸念あり)の3段階で判定しています。

その結果、全体の22.2%が、採⽤選考において確認を要する「要注意判定(B‧C)」としてレポートされています。

さらに調査⼿法別に⾒ると、

  • 電話調査による在籍確認:要注意判定 11.9%

  •  Web / SNS上のスクリーニング:要注意判定 18.5%

と、これら2つの⼿法において、特に⾼いリスク検出率が⽰されています。

実際に検出されている懸念事項

『back check』で検出されている懸念事項の⼀例をご紹介します。

学歴‧経歴の相違

在籍期間や最終学歴の相違など

在籍確認やビジネスSNSのプロフィール照合により、履歴書‧職務経歴書との間に重⼤な⽭盾が発覚するケースです。

例)

  • 「卒業」と記載されていた最終学歴が、実際には「中退」であった。

  • 履歴書には記載のない、短期間で離職した企業の存在が判明した。

  • 申告されていた役職‧ポジションが事実よりも過⼤に表現されていた。

単なる記載ミスではなく、⾃分を良く⾒せるための「故意の詐称」である可能性が⾼い場合、⼊社後のミスマッチに直結します。

犯罪やモラルに反する⾏為

未成年飲酒‧情報商材の拡散など

SNSやWeb上の発信内容から、法令違反や社会通念上問題のある⾏動が確認されるケースです。

例)

  • 過去の投稿から、未成年時の飲酒‧喫煙の事実が確認された。

  • 消費者庁が注意喚起を⾏っている「情報商材」や「怪しい投資案件」の拡散に関与していた。

法的処分や実害が出ていなくとも、法令遵守(コンプライアンス)意識の低さや、リスク感度の鈍さは懸念材料となります。「顧客第⼀」「誠実性」を掲げる企業⽂化との不適合リスクとしてレポーティングされます。

SNS上の不適切発⾔‧情報漏洩

暴⼒的‧攻撃的な発⾔など

SNSの投稿内容から攻撃的な⾔動やリテラシーに⽋ける⾏為が⾒受けられるケースです。

例)

  • 特定の個⼈、団体、属性に対する過激な誹謗中傷や⼈格否定。

  • 暴⼒的‧差別的な表現の繰り返し。

  • 業務に関連する機密情報や、関係者のプライバシーを匂わせる投稿。

ネットリテラシーの⽋如は、⼊社後の「炎上」や「情報漏洩」を引き起こす直接的な⽕種となります。また、攻撃的な性格傾向は組織の和を乱す要因となるため、採⽤判断における重要な「⼈物⾯」の評価指標となります。

『back check』におけるコンプライアンス調査の全体像

テクノロジーと専⾨性の掛け合わせにより調査品質を最⼤化

back checkのコンプライアンスチェックは、システムによる⾃動化と⽣成AI、専任調査員の独⾃ノウハウを掛け合わせることで、調査スピードに加えて【精度‧網羅性‧正確性】を⾼い⽔準で担保しています。

back checkのコンプライアンスチェックにおいて、精度・網羅性・正確性を高める仕組み

実際の調査イメージ

履歴書‧職務経歴書情報をもとに様々な組み合わせパターンを⾃動で漏れなく‧打ち間違いなく検索実⾏。新聞‧官報データをはじめとする公的公開情報を照合し、リスクを検出。

履歴書・職務経歴書をもとに検索を自動実行し、新聞・官報・登記簿などの公開情報と照合してリスクを検出する流れ
生成AIが候補者との関連性が高い情報を抽出し、専任調査員が精査して調査結果をレポート化する流れ

Web調査では履歴書‧職務経歴書内容を⾃動で⽂字起こし、構⽂解析により調査に必要なキーワードを⾃動抽出。⽣成AIが、候補者と関連性があると判断した情報のみをフィルタリング

※確認すべき情報を精緻に絞り込み、調査員の作業時間を削減。

⾃動検出された情報を、専任調査員が独⾃の判断基準‧根拠をもとに精査したうえで最終的な判定を⾏い、調査結果をレポート化。

よくある質問

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