カジュアル面談とは?面接との違いや当日の流れと質問内容について解説
採用活動において、カジュアル面談を実施する企業は増加傾向にあります。しかし、面接と内容がほとんど変わらない、候補者の本音を引き出せない、実際の選考に結びつかないなど、多くの企業が効果的な運用に課題を抱えているのが現状です。
この記事では、カジュアル面談を成功に導くための具体的な準備から実施方法、さらには組織全体での品質向上まで、実践的なノウハウを解説します。採用担当者が陥りやすい失敗例とその対策も含め、効果的な運用方法をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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本資料は、back checkの概要説明から、特徴、実績まで網羅された内容です。従来の採用手法以外の方法で面接の精度を上げたい、採用ミスマッチを防ぎたいという採用担当者さまにおすすめです。

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目次
- カジュアル面談とは?採用面接との違いを解説
- カジュアル面談の定義と目的
- 採用面接との違い
- カジュアル面談が注目されている理由
- カジュアル面談を導入する4つのメリット
- ①候補者との接点を気軽に作れる
- ②採用基準に合う人材を見極められる
- ③採用後のミスマッチを防げる
- ④企業ブランディングの機会になる
- 【3ステップ】カジュアル面談の具体的な進め方
- ステップ①事前準備
- ステップ②当日の面談対応
- ステップ③面談後のフォロー
- カジュアル面談で候補者に質問すべき6つの項目
- 転職を希望している理由
- 企業選びの軸
- これまで経験したことやスキル
- 興味のある職種・業務
- 希望する働き方
- キャリアの方向性
- カジュアル面談で候補者の本音を引き出すコツ5選
- 服装や会場を工夫する
- アイスブレイクを重点的に行う
- 1つの質問を深掘りする
- 自分や会社の弱みを開示する
- 候補者と近しい立場の社員と面談させる
- カジュアル面談後の採用選考にはback check
カジュアル面談とは?採用面接との違いを解説

多くの企業では、形式的な面接だけでは見えづらい候補者の人となりや価値観を知る機会として、カジュアル面談の導入を進めています。
まずはカジュアル面談の定義や従来の採用面接との違いなどの基礎的な部分について確認していきましょう。
カジュアル面談の定義と目的
カジュアル面談とは、正式な採用選考よりもリラックスした雰囲気で行う企業と候補者の対話の場です。主な目的は、双方の相互理解を深めることや、企業文化や価値観の共有、候補者の適性の把握にあります。
企業にとっては、面接では見えにくい候補者の人柄や価値観を理解する機会となります。特に将来的なキャリアビジョンや、仕事に対する考え方、企業文化との相性など、数値化しづらい要素を把握するのに効果的です。
一方、候補者にとっては、企業の実態や雰囲気をより深く知ることができる場となります。このような双方向のコミュニケーションを通じて、採用後のミスマッチを防ぐことが可能になる採用手法がカジュアル面談の特長です。
目的 | 効果 |
|---|---|
候補者との相互理解の促進 | 企業文化・価値観の伝達により、マッチ度が高まる |
応募意欲の醸成 | フランクな場を通じて心理的障壁が下がる |
ミスマッチの防止 | 双方の期待値をすり合わせることで早期離職の抑制 |
採用面接との違い
採用活動において、カジュアル面談と採用面接はそれぞれ異なる役割を持っています。採用面接が選考のための場であるのに対し、カジュアル面談は相互理解を深めるためのコミュニケーションの場として活用されます。
以下の表で、具体的な違いを見ていきましょう。
■採用面接とカジュアル面談の違い
比較項目 | 採用面接 | カジュアル面談 |
|---|---|---|
目的 | 採用可否の判断 | 相互理解の促進 |
会話の特徴 | 質疑応答中心 | 双方向の対話重視 |
重視する点 | スキルや経験 | 価値観や文化的フィット |
雰囲気 | フォーマル | カジュアル |
服装 | スーツ推奨 | ビジネスカジュアル |
実施場所 | 会議室など | カフェなど社外も可能 |
フィードバック | 合否の結果 | 次のステップや感想を共有 |
このように、カジュアル面談は採用面接と比べてより柔軟な対話の場となっていることがわかります。それぞれの特徴を活かし、採用プロセスの中で効果的に組み合わせることが重要です。
カジュアル面談が注目されている理由
近年、カジュアル面談が注目を集めている背景には、採用市場の変化と若手人材の意識変化があります。
株式会社学情の転職調査によると、カジュアル面談について「参加してみたいと思う」と回答した20代が51.7%、「どちらかというと参加してみたいと思う」が31.7%で、合計83.4%もの20代がカジュアル面談への参加を希望していました。
カジュアル面談に対する高い関心の背景には、以下のような要因が考えられます。
①候補者有利の採用市況
候補者より求人数が多くなっている
福利厚生や働き方などの実態を見極めたいニーズが増加
②転職ミスマッチを避けたい
自身のキャリアについて考える候補者が増えている
転職時代だからこそ「自分に合う企業を見つけたい」ニーズが増加
③従来の採用形式に対する不信感
WEB情報や面接では実態や本音を知ることが難しい
より本音に近い形で対話ができるカジュアル面談が好まれる
このように、カジュアル面談は単なるトレンドではなく、現代の採用市場において候補者に求められている採用手法なのです。
参考:株式会社学情 “2024年9月26日NEWS RELEASE「8割以上の20代が「カジュアル面談の活用を希望」」” 株式会社学情(参照日2025年3月21日)
カジュアル面談を導入する4つのメリット
企業はカジュアル面談を導入することで、採用活動にプラスの影響を与えることができます。従来の形式的な面接では得られなかった効果や、採用後を見据えた様々なメリットについて、具体的に見ていきましょう。
①候補者との接点を気軽に作れる
カジュアル面談は、候補者との最初の接点として気軽な機会となります。正式な選考の場ではないため、候補者も採用面接と比べて気負いなく申し込むことができます。
オンラインでの実施も容易なため、地理的な制約を受けにくく、遠方の優秀な人材とも早期にコミュニケーションを図ることが可能です。また、応募に至る前段階で候補者が企業の雰囲気を直に感じられることで、不安や懸念を抱えたまま応募するリスクを減らせる点も魅力といえます。
こうした気軽で柔軟な接点づくりを通じて、企業側はより幅広い層の候補者とつながるチャンスを得ることができます。これらの要素が合わさることで、結果的に採用広報の強化にもつながり、将来的な母集団形成においても大きなメリットをもたらすでしょう。
②採用基準に合う人材を見極められる
カジュアル面談ではリラックスした雰囲気の中で対話を進められるため、書類選考や通常の面接だけでは把握しきれない候補者の「人となり」を深く理解することができます。
たとえば、仕事に対する価値観や考え方、コミュニケーションスタイル、さらに将来のキャリアビジョンなど、数値化しづらい側面も自然に浮き彫りになるでしょう。こうした要素は短い面接時間だけでは見極めづらく、採用担当者にとって判断材料が限られがちです。
しかし、カジュアルな場であれば候補者が肩の力を抜いて話せるため、より本音に近い部分を聞き出せる可能性が高まります。これにより、カルチャーフィットや入社後の成長見込みをより正確に把握することができ、結果的に採用基準に合った人材を選びやすくなるのです。
関連記事:カルチャーフィットとは?採用活動で候補者とのマッチ度をはかる方法も紹介
③採用後のミスマッチを防げる
カジュアル面談は正式な面接よりもフランクに話せるため、互いの認識をすり合わせるには非常に有効な手段です。
企業側は現場のリアルな雰囲気やチーム構成、具体的な業務内容などを詳しく伝えることで、候補者に入社後のイメージを明確に伝えることができます。一方、候補者は遠慮なく疑問や不安を相談できるため、企業の実態や今後のキャリア支援制度などを深く知ることが可能です。
こうした情報交換の場を設けることで、入社後に期待とのギャップが生じるリスクを大幅に抑えることができます。結果として、早期退職やモチベーション低下といった問題を未然に防ぎ、企業・候補者ともにメリットの大きい関係を築くことにつながるでしょう。
④企業ブランディングの機会になる
カジュアル面談は、企業のブランドイメージを高めるうえでも重要な意味を持ちます。自然な会話の中で企業理念や企業の価値観を具体例を交えながら紹介できるため、候補者の理解度と共感度を高めるのに効果的です。
また、現場で働く社員が登場し、実際のプロジェクトやチームの雰囲気を直接的に伝えることで「この会社で働いてみたい」という気持ちをより強く抱いてもらえるでしょう。さらに、こうしたポジティブな体験がSNSや口コミを通じて広がれば、新たな候補者を呼び込むきっかけにもなります。
結果的に、たとえ採用につながらなくても企業の印象を良くする機会になり、長期的なブランディング戦略として大きな価値を持つのです。
【3ステップ】カジュアル面談の具体的な進め方
カジュアル面談を効果的に実施するためには、適切な準備と実施手順が重要です。ここでは、事前準備から当日の対応、そしてフォローアップまでの具体的な進め方を、3つのステップに分けて解説します。
ステップ①事前準備
カジュアル面談を成功に導くためには、入念な事前準備が不可欠です。特に候補者情報の確認から、面談の進行手順、必要な資料の準備まで、漏れのないように計画を立てる必要があります。
以下の項目を中心に、チェックリストを作成して準備を進めましょう。
・候補者情報の確認
☑経歴書・職務経歴書の確認
☑志望動機や興味分野の把握
☑SNSなどWEB情報の確認
☑深掘りしたいポイントのメモ作成
・面談シナリオの作成
☑全体の時間配分を決定(60分を目安)
☑アイスブレイクの話題選定
☑主要な質問項目のリストアップ
☑想定される質問への回答準備
☑現場社員を同席させるかの検討
☑対話の流れのシミュレーション
・企業紹介資料の準備
☑会社概要・事業内容の資料
☑具体的な仕事内容の説明資料
☑社内の雰囲気が伝わる写真や動画
☑福利厚生や評価制度の資料
☑成長機会やキャリアパスの説明資料
事前準備は面談の質を大きく左右します。面談がいきあたりばったりになると、候補者に良い企業イメージを残すことはできません。特に候補者情報の確認と面談シナリオの作成には十分な時間を割くことをお勧めします。
関連記事:【面接官として押さえておきたい】面接する側のポイントや心得を事前準備から面接後まで徹底解説
ステップ②当日の面談対応
面談当日は、準備した内容を活かしながら、自然な対話の流れを作ることが重要です。基本的な進行は以下の流れで行いますが、候補者の反応を見ながら柔軟に調整することを心がけましょう。
・アイスブレイク(10分)
☑明るい挨拶と自己紹介
☑天候や交通手段など気軽な話題から
☑担当者から自己紹介して候補者の緊張をほぐす
☑笑顔を絶やさずリラックスした雰囲気を作る
・企業説明(10分)
☑企業理念・ビジョンの共有
☑具体的な事業内容の説明
☑職場環境や文化の紹介
☑成長機会やキャリアパスの提示
☑候補者の興味がありそうな箇所は質問を促す
・質疑応答・対話(30分)
☑候補者からの質問対応
☑キャリアビジョンの確認
☑価値観や働き方の希望確認
☑具体的な業務内容の説明
☑不安や懸念点の解消
・今後の流れ説明(10分)
☑選考プロセスの説明
☑次のステップの案内
☑連絡方法の確認
この流れはあくまで目安であり、候補者との対話の状況に応じて柔軟に調整することが大切です。特に質疑応答の時間はカジュアル面談のメインパートであるため、十分な余裕を持たせることをおすすめします。
ステップ③面談後のフォロー
面談後のフォローは、候補者との良好な関係を築く上で非常に重要な要素です。特に初期段階での丁寧なフォローは、その後の選考プロセスにも大きな影響を与えます。以下の項目を意識して、計画的なフォローを実施しましょう。
・候補者の分析
☑印象に残った発言のメモ
☑価値観やビジョンの整理
☑自社とフィットするかの評価
☑次のステップへの意欲確認
・お礼メールとフィードバック
☑1-2営業日以内の送信
☑面談での気づきの共有
☑個別の感想や印象の伝達
☑次のステップの具体的な案内
☑追加質問・不明点への回答
フォローアップは可能な限り迅速に行うことが望ましいです。特にお礼メールは面談から2営業日以内には送付するようにします。
カジュアル面談で候補者に質問すべき6つの項目

カジュアル面談では、候補者の本質を理解するための質問が重要です。ここでは、特に確認すべき6つの項目について、具体的な質問例とともに解説します。
転職を希望している理由
転職理由を聞くことで、候補者の現状認識や将来展望を理解することができます。特に、単なる不満や待遇面の改善だけでなく、キャリアにおける意思決定の背景を知ることが重要です。
<質問例>
現在の環境でどのような課題を感じていますか?
転職を決意したきっかけを教えていただけますか?
この転職を通じてどのようなことを実現したいと考えていますか?
候補者の回答からは、現状への問題意識だけでなく、課題解決への意欲や、キャリアにおける主体性も読み取ることができます。ただし、前職や現職の否定的な話題に終始しないよう、将来に向けた建設的な対話を心がけましょう。
企業選びの軸
企業選択の基準を知ることは、価値観の共有や相互理解を深める上で非常に重要です。候補者が何を重視し、どのような環境で活躍したいと考えているのかを理解することで、自社とのマッチング精度を高めることができます。
<質問例>
企業を選ぶ際に、特に重視している点を教えてください
理想の企業文化や、働く環境について、具体的にイメージはありますか?
これまでの経験の中で、特に働きやすいと感じた環境はどのような場でしたか?
この対話を通じて、自社の特徴や文化との適合性を見極めることができます。また、候補者の回答に応じて、自社の具体的な事例や取り組みを紹介することでより深い理解を促すことができるでしょう。
これまで経験したことやスキル
経験やスキルを確認する際は、単なる職務経歴の確認ではなくその過程での学びや成長を理解することが重要です。困難をどのように乗り越えてきたか、チームでどのように協働してきたかといった点に注目しましょう。
<質問例>
これまでの経験の中で、最も記憶に残っている仕事やプロジェクトについて教えてください
仕事をする中で大事にしていることや、こだわりを持っていることはありますか?
チームの中で自分はどんな役割を果たすことが多いですか?
具体的なエピソードから、問題解決能力やチームワーク、リーダーシップなど、様々な側面を理解することができます。また、成功体験だけでなく、失敗から学んだ経験も重要な評価ポイントとなります。
興味のある職種・業務
職種や業務への興味を確認することで、候補者の主体性や、自社での活躍可能性を見極めることができます。具体的な業務内容に対する理解度や意欲を確認することが、入社後のミスマッチを防ぐことに繋がります。
<質問例>
これまで経験した仕事の中で、特にやりがいを感じる業務を教えてください
これまでの経験を活かして、新しく挑戦したいと考えていることはありますか?
弊社の事業や業務内容について、特に関心のある分野はありますか?
候補者の回答から、業務に対する理解度や意欲、さらには長期的な成長意欲も読み取ることができます。この対話を通じて、自社での具体的なポジションやキャリアパスを提示することも重要です。
希望する働き方
働き方への希望を確認することは、長期的な活躍を見据える上で非常に重要です。特に、ワークライフバランスに対する考え方や、キャリアと生活の両立についての価値観を理解することが必要です。
<質問例>
仕事とプライベートの両立について、どのように考えていますか?
働く上で特に重視している環境や制度はありますか?
今の自分の働き方について、改善したいことはありますか?
この対話を通じて、自社の制度や環境が候補者の希望とマッチするかを確認します。また、柔軟な働き方や福利厚生など、自社の特徴的な制度について具体的に説明することも効果的です。
キャリアの方向性
長期的なキャリアビジョンを理解することで、候補者を採用した場合どのようにキャリア形成支援をするべきかを具体的に検討できます。特に、成長意欲や将来展望を確認することで、自社での活躍可能性をより正確に見極めることができるでしょう。
<質問例>
3年後、5年後のご自身のキャリアを、どのようにイメージされていますか?
もしこの会社の一員となったら、どんな経験を積みたいですか?
理想のキャリアを実現するために、今取り組んでいることはありますか?
この対話を通じて、候補者に対して自社での成長機会や支援体制について具体的に説明することができます。候補者のキャリアビジョンと自社の方向性が合致するかどうかを、より正確に判断することが可能です。
カジュアル面談で候補者の本音を引き出すコツ5選
カジュアル面談を成功させるためには、候補者が本音で話せる環境づくりが重要です。形式的な面接とは異なるアプローチで、相互理解を深めていく必要があります。ここでは、候補者の本音を効果的に引き出すための5つのコツについて解説します。
服装や会場を工夫する
面談の雰囲気づくりは、服装や会場の選定から始まります。形式張らない環境で対話することで、候補者はより自然体で自身の考えを話すことができます。
特に第一印象は、その後の対話の質を大きく左右するため、細かな配慮が必要です。企業が普段の雰囲気をさりげなく見せることで、入社後のギャップを防ぎ、より正確な相互理解につながります。
服装については、以下のポイントを意識して選択しましょう。清潔感は保ちつつも、カジュアルな印象を意識することが重要です。
■服装や会場の工夫例
スーツではなくビジネスカジュアルを採用
社内の一般的な服装に合わせる
会議室ではなくオープンなランチスペースを活用
落ち着いた照明や適度なBGMがある社外のカフェを選択
このようなリラックスできる環境づくりによって、より自然な対話が生まれやすくなります。ただし、カジュアルすぎる環境は避け、適度な緊張感は保つように注意しましょう。
アイスブレイクを重点的に行う
面談の出だしは、その後の対話の質を決める重要な時間です。特にカジュアル面談では、いかに早く打ち解けた雰囲気を作れるかが、有意義な対話につながります。最初の5-10分で信頼関係の土台を築くことで、その後の本質的な対話が可能になり、採用判断の精度も大きく向上します。
まずは以下のような基本的な話題から会話を始めてみましょう。
■アイスブレイクの話題
面談担当者のプロフィール・キャリア紹介
天候や交通手段など、気軽な日常会話から
履歴書の趣味・特技、出身地などライトな情報への質問
最近のニュースや業界の話題
アイスブレイクは5-10分程度を目安に行いますが、候補者の反応を見ながら柔軟に調整することが大切です。打ち解けた雰囲気になったと感じたら、自然な流れで本題に移行しましょう。
1つの質問を深掘りする
質問の数を増やすよりも、1つの話題について深く掘り下げることで、より本質的な理解が得られます。事前に用意した質問を投げかけるだけでは、一般的な面接と同じような形式となってしまうので注意が必要です。
候補者の価値観や考え方を知るには、以下のような質問の仕方が効果的です。
■深掘り質問の基本テクニック
「具体的には?」「例えば?」と詳細を確認
「なぜそう考えたのですか?」と理由を聞く
「そのときどう感じましたか?」と心情を探る
「その経験から学んだことは?」と内省を促す
このような質問を重ねることで、表面的な回答だけでなく、その背景にある考えや価値観まで理解することができます。ただし、問いただしている印象を与えないよう、表情や声のトーンなどを工夫して「相手に興味を持っている」姿勢を示すことが重要です。
自分や会社の弱みを開示する
採用面談では企業の良い面だけを見せがちですが、あえて課題や弱みを適度に開示することで、より深い信頼関係を築くことができます。誠実な情報開示は候補者の不安を解くことにもつながり、ミスマッチのリスクを大きく低減します。
特に、課題に対して企業がどのように向き合い、改善に取り組んでいるかを伝えることで、組織の成長性や誠実さを示すことができます。自己開示をするときのポイントを以下に記すので、ぜひ実践してみてください。
■担当者が行う自己開示の例
自身がこの会社に入社した理由やきっかけ
社内でのキャリアや役割
会社に対する想いと、その根拠となる体験談
会社が直面している課題とそれに対する取り組み
このような対話を通じて、候補者からも率直な意見や考えを引き出すことができます。ただし、過度なネガティブ情報の開示は避け、建設的な対話となるよう注意しましょう。また、自己開示はあくまで候補者の本音を引き出すためのテクニックにすぎません。カジュアル面談では候補者の考えや意見を聞くことが基本であることを忘れないようにしてください。
候補者と近しい立場の社員と面談させる
人事担当者だけでなく、実際の現場で働く先輩社員との対話の機会を設けることは、候補者の深い企業理解につながります。特に、候補者が目指すキャリアに近い立場の社員との対話は、入社後のイメージを具体化する上で非常に効果的です。
このような機会を通じて、企業文化や価値観をより自然な形で伝えることができ、採用後のギャップを最小限に抑えることができます。
■先輩社員との面談時のポイント
候補者の志望職種や経験、年齢に近い社員を選定する
入社歴が比較的短い社員を選定し、入社前後のギャップを伝える
先輩社員には事前に候補者のプロフィールを共有する
先輩社員に面談を任せられるなら担当者は離席し、本音を言いやすい環境を作る
実際に働く社員と面談することで、候補者はより具体的なキャリアイメージを描くことができます。複数の先輩社員と対話することで、企業文化や職場の雰囲気を体感させ、ミスマッチを事前に防ぐことができるでしょう。
カジュアル面談後の採用選考にはback check
多くの企業が「候補者の本質を理解したい」「採用後のミスマッチを防ぎたい」というニーズを抱えており、その対応策としてカジュアル面談の注目度は高まっています。しかし実際にカジュアル面談やその後の採用選考の限られた時間の中だけで候補者の真の姿を理解することは容易ではありません。
実際に候補者の過去の実績や働きぶりを客観的に把握し、それらを可視化するには候補者と一緒に働いたことのある第三者からの客観的評価を得ることができる「リファレンスチェック」の活用がおすすめです。
back check株式会社では、オンライン完結型のリファレンスチェックサービス「back check(バックチェック)」を提供しています。
back checkでは、候補者と一緒に働いたことがある上司・同僚から第三者評価を得ることで、自社で活躍できるか等を確認するリファレンスチェックと、公的公開情報・WEB情報・個別調査によって、候補者申告に虚偽の情報がないか、コンプライアンスリスクがないか等を確認するコンプライアンスチェックを同時に実施できます。
カジュアル面談とともに採用ミスマッチを減らすための候補者の見極めのひとつとして、ぜひback checkの導入をご検討ください。


back check magazine 編集部
リファレンスチェック/コンプライアンスチェックサービス「back check」が手がけるコラム「back check magazine」の編集部です。採用担当のみなさまに向けて、役に立つ情報を発信していきます。










