目次世界で最もシェアの大きいクラウドサービスのひとつ「アマゾン ウェブ サービス(AWS)」に特化したソリューションサービスを行っている株式会社サーバーワークス。2014年から継続して、AWSの最上位パートナー「APN プレミアコンサルティングパートナー」の認定を受けるほど優秀なエンジニア集団の採用を支える、採用責任者の太田様と採用担当者の倉田様にお話を伺いました。行動指針を意識せずに自然にできている人=カルチャーマッチまずサーバーワークスの採用において重視していることを教えてください。スキルマッチももちろん大切ですが、カルチャーマッチすることを何よりも重視しています。面接で対応する社員が「一緒に働きたい」と思える、感覚的な部分も大切にしています。2012年にスピード、オーナーシップ、成果、顧客視点という4つの行動指針を制定しましたが、カルチャーマッチしている人は、その行動指針を意識せずに自然にできている人だと定義しています。行動指針を制定した背景について教えていただけますか?会社として、ビジョンを実現してお客様に価値を返すために必要なことはなんだろう?と考え、提供価値を最大化し続けるために社員一人ひとりが必要な行動として落とし込みました。行動指針に共感している人、自然とできている人こそ活躍して成果も出せています。全員がお客様に最大の価値をお返しできる存在でありたいという想いから、採用においてもカルチャーマッチする人を重要視しています。例えば、弊社ではエンジニアブログ(https://blog.serverworks.co.jp/)とサバワク(https://sabawaku.serverworks.co.jp/)というオウンドメディアを運営しています。私たちのビジョンを実現するために、まずは自分たちのはたらき方もスピード感をもってアップグレードして、その取組みを積極的にアウトプットしていこう、という弊社のカルチャーがとてもよくあらわれていると思っています。こういったメディアを通じて、候補者の方や社外の方にサーバーワークスの技術力や文化のことを少しでも理解いただければうれしいですね。カルチャーマッチを判断するのはかなり難しいかと思いますが、これまで採用においてどのように判断されていたのですか?面接だけで判断することが難しいので、人事がメールでリファレンスチェックを実施していました。一緒に働いたことがある周囲の方から候補者の仕事への取り組み方などをヒアリングすることで多角的に見極めたいので、行動指針を制定したくらいの時期からリファレンスチェックを自社でメールにて取得する運用を行っていました。また、副次的な効果になりますが、リファレンスを依頼できる方が周囲にいることも重要な要素だということに気づきました。面接官が「一緒に働きたい」と思える方、つまりは一緒に働いてきた方からもそう思われている方に弊社に加わっていただきたいな、と考えています。カルチャーミスマッチは顧客への提供価値低下につながるため絶対に防がなくてはならないこれまで御社で抱えていた採用課題について教えてください。母集団形成、人事リソース不足、ミスマッチの大きく3つがありました。AWSの専門知識という限られたスキルを持っているエンジニアの中からカルチャーマッチする方を探すのは簡単なことではありません。ですが、弊社のカルチャーに合わない方を採用することはお客様に還元する価値が下がってしまうことにつながるため、譲れない条件なのです。実際に、スキル重視で採用した方がカルチャーに合わずになかなか成果を出せなかったケースもありました。母集団の質やこだわりを下げずにミスマッチを防ぐ方法をずっと模索しながら採用活動を行っています。ではback checkを使っていただくきっかけと実際ご利用してみてのご感想を伺えますか?採用数は増えていくが、人事の人数が変わらない、という人事リソースが完全に不足している状態だったため、オペレーションコストを軽減したいと思い、導入しました。back checkを利用してみて、これまでリファレンスチェックにかかっていた時間や手間が軽減されて人事として時間を創出できていることが大きな価値だと感じています。創出した時間をもっと本質的な仕事に充てることで、お伝えした採用課題に対して打ち手を打てる状態になりました。また、メール誤送信や文面間違いのおそれや、返答がない場合のリマインドを行わなくてはならない心理的な負担から開放されたことも大きな効果として感じています。back checkではシステムですべて行ってもらえるため負担が減り、大変ありがたいと感じています。ありがとうございます!では実際のレポートの中身については貴社内でどうご評価いただいていますか?自社で手作業で行っていた際にはできなかった本人確認の設定が可能なので、情報の信憑性についても信頼しています。レポートは最終面接前に面接官に共有して、判断の参考にしています。特に、判断に迷ったときに予測をつけてレポートを見てみると、参考になる情報を書いていただいていることを実感できますね。例えば面接で不安要素があった際に、前職ではどうだったのか?同じような懸念があったのか、気をつけながらレポートを読み解くことで、不安要素を打ち消す長所を発見できることもあれば、活躍のために当社が必要なサポートを見つけることもできます。どちらの場合であっても、判断の根拠として活用できていると感じています。それもあって、直近はミスマッチが発生していないことも、採用活動の成果として挙げられると思います。実際にその候補者の方が入社後にどのように活躍しているのか、はまだ追跡調査できていないので、back checkの効果検証の一環として今後行っていきたいと思っています。リファレンスの重要性も大変さも知っているからこそ、世の中にもっと広まってほしい最後に、市場の将来性やback checkに対する期待をお聞かせいただけますか?直近類似サポートも出てきていますが、back checkはプロダクトの成熟スピードが速く、どんどん使いやすいサービスになっていると感じます。また、サポート体制も整っており、細かくフォローをしていただけるので安心して利用できています。実際に要望を出したところ、すぐに改修してリリースしていただけたり、CS専任担当者の方がサポートしてくださっていることも大変助かっています。私たちはリファレンスチェックをいち早く実施してきたことから、その重要性も大変さも十分に理解しています。なので、ROXXさんにはback check運営企業として、よりリファレンスの重要性を広めて、当たり前に実施できる世の中を作っていただけたら良いな、と期待しています。候補者の方にとってもメリットがあるとわかっているからこそ、全員にとって当たり前の世の中にしてもらいたいな、と思います。太田さん、倉田さん、どうもありがとうございました!